猫を飼いたいけど、どこから迎える?
「猫と暮らしてみたい」
「保護猫ってどうやって迎えればいいの?」
そんなふうに思っている方へ、今日はわたしが実際に2匹の猫をお迎えした体験をもとに、保護猫の譲渡方法や心構え、かかった期間や準備したことについてまとめてみます。新しい家族を迎えたいとおもっている方々の参考になれば嬉しいです。
🐱うちの子たちとの出会い
我が家にいる2匹の猫、アビ助(アビシニアン風の慎重派)と、茶々丸(茶トラの天真爛漫ボーイ)。
2匹とも、地域の猫ボランティアさんから譲渡していただいた保護猫です。
夫も私も、実家では猫を飼っていて、猫との共存歴は20年以上ですが、夫婦になってから飼うのは初めてなので、そもそもどのようなところから出会えば?という感じでした。
以前は迷い猫がなんとなく家に棲みついたり、怪我しているところを保護してそのまま家猫に。と言う出会い方もありましたが、今では地域猫の活動も広まって、そのような猫ちゃんを見る機会も減りましたよね。
我々はペットショップで買うのではなく、**「保護猫を迎える」**という選択肢を取りたいと考えていたので、近所の保護猫カフェに行ってみたり、ネットで里親探しの情報をみるなど、家族探しを始めました。
活動していて思ったのは、保護猫カフェやシェルターの審査の厳しさです。譲渡する側としては、猫ちゃんに最高の環境の家族を見つけてあげたい。と言う一心なのだとは思うのですが、結構条件が厳しかったです。
当時我々は30代後半でしたが、猫ちゃんよりも先に亡くなってしまう可能性があるような年齢はNG、単身不可、子猫を迎える場合は、家に8時間以上いられるようにするため、共働き不可。あとは家の広さ、我々の収入に至るまで、かなり細かくチェックされました。
実のところ、これってクリアできる人少ないんじゃ…?と感じるレベルでした。単身でも高齢でも保護猫ちゃんを一生をかけて可愛がってあげようと思っている人たちは沢山いると思うので、もう少し受け入れのハードルを下げることができたら、もっと保護猫ちゃんと里親さんのマッチングが進むのになと思いました。
🏠保護猫ってどこから迎えられるの?
そもそもですが、猫を迎える方法は大きく分けて3つあります:
- 保護猫カフェ/シェルター(猫の譲渡会)から:ショッピングモールなどで定期的に開催
- 個人のボランティアさんから:ジモティーなどの掲示板、SNS経由で検索
- 保健所・動物愛護センターから
わたしは②のボランティアさん経由でしたが、近所で保護活動をされている方や、地域猫の里親を探している団体さんをSNSやネットで調べて、コンタクトをしてみるのが良いと思います。私たちはジモティーで里親を探しておられるボランティアさんを見つけて連絡をとり、直近で見学できる譲渡会を案内してもらいました。
譲渡会にはたくさんの猫ちゃんが来ていましたが、我々が会いたいと思っていた子(のちのアビ助!)は極度の怖がりの為、譲渡会には参加できず、残念ながら、その日は面会することができませんでした。
代わりにボランティアさんと少しお話をさせていただき、改めてお家にお邪魔し、アビ助と面会をさせていただくことになりました。
緊張の対面の日、当のアビ助は怖がってエアコンの上に隠れてしまい、ものすごーーく薄っぺらくなっていました(笑)あまり怖がらせても可哀想なので、ちらっとお顔を見て、家族になることを決めました。そして、数日前に仲間入りしていた茶トラくん(のちの茶々丸)も家族の仲間入りをすることに決定。

2匹との出会いと、それぞれの性格の性格についてはこちらの投稿をご覧ください。
📋譲渡の流れ(わたしの体験)
保護猫を迎えるまでの主なステップは以下の通りです:
- 問い合わせ・面談(メールや電話で)
- 譲渡希望の理由や生活環境の確認
- お見合い(猫と実際に会う)
- トライアル期間(2〜4週間)
- 正式譲渡へ(契約書のサイン・譲渡費用のお支払い)
ボランティアさんの中には「完全室内飼い」「脱走防止対策必須」など、しっかりした条件を求めてくる場合もありますが、どれも猫たちの幸せを本気で考えていることが伝わってきて、むしろ信頼感が増しました。
💡保護猫を迎える時の心構え
保護猫たちは、それぞれに過去があり、人馴れしていない子もいます。
うちのアビ助も、最初はケージの隅でうずくまって出てこなかったほど慎重でした。でも、警戒心ゼロの茶々丸が一緒にいてくれたこともあり、2〜3日でケージも不要になりました。
時間をかけて信頼関係を築くことで、ゆっくり距離が縮まっていくのも保護猫との暮らしの魅力でもあります。我が家では今年6年目を迎えましたが、まだ日々甘える度合いが変わっていくので、今後どんな感じで変わっていってくれるのか、本当に楽しみです。そして何より、「この子たちを家族に迎えた」という実感とあたたかさは、何ものにも代えがたい宝物です。
🛒譲渡時にかかる費用と準備したもの
保護猫の譲渡には、以下のような**初期費用(1〜3万円程度)**がかかることが多いです:
- ワクチン接種
- 去勢・避妊手術
- ノミ・ダニ駆除、血液検査
わたしたちも、譲渡時に説明を受け、明細付きで費用をお渡ししました。
また、譲渡前に準備したものは以下の通り:
- トイレ(2つ)+ 猫砂
- ベッド
- フード&お皿
- ケージ(最初の安心スペース用:ボランティアさんからお借りできました)
とりあえず必須のアイテムは上記ですが、その他にもあると安心なアイテムがありますので、こちらの投稿を参考にしてください。
🐾まとめ:猫を迎えるという選択がくれた幸せ
「猫を飼いたいけど、どうやって迎えればいいかわからない」「審査が厳しくてお迎えできない」
とお悩みの方には、ぜひ色んなパターンで、どうやったら迎えられるかを検討をしてみてもらいたいです。仮に保護猫シェルターでは条件に合わなかったとしても、個人ボランティアさんでは人柄を信頼してくれて、譲渡が叶うかもしれません。
アビ助と茶々丸との暮らしは、ドタバタもあるけれど毎日に学びや気づきがあり、本当に幸せです。巷で噂なのは、猫を飼うと年収1200万円以上の幸せを感じるとかなんとか(笑)
この投稿が、里親さんとの出会いを待っている猫ちゃんと飼い主さんとの出会いのきっかけになっていれば嬉しいです。