猫との暮らしを始めてからというもの、「この家具って爪研ぎされるかな?」「猫にとって危険じゃない?」と、部屋づくりに関する意識がかわりました。猫が快適に過ごすだけでなく、飼い主にとっても心地よい良い空間をつくるには、「安全」と「デザイン性」のちょうどいいバランスが大切です。
猫は高い場所が大好きで、狭い場所も落ち着く動物。
人にとっての「居心地のよさ」と、猫にとっての「安心できる環境」はちょっと違うんですよね。
以前の私は、観葉植物や雑貨を飾るのが好きでしたが、猫がジャンプしてぶつかってしまいそうなものや、チョイチョイして落としてしまいそうなものは撤去しました。 合わせて棚の上も「飾る」から「登る」場所へと強制的に変化しました(笑)
この記事では、実際に猫と暮らして感じた部屋づくりのポイントや気をつけているインテリアの工夫、これから猫との暮らしを始める方、模様替えを検討している方の参考になれば嬉しいです。
安全面で気をつけていること
◯危険な観葉植物は置かない
いくら見た目が可愛くても、ユリ・ポトス・アイビーなどは猫にとって毒になります。代わりに、我が家では、空気清浄機能のあるフェイクの観葉植物を取り入れて、癒し空間を作っています。ただ、フェイクグリーンに興味があってかじったりしてしまう猫ちゃんには要注意です。
◯電気コードはまとめてカバー
コード類は束ねて配線カバーで保護します。 100円ショップなどで色々なものが売っていますし、楽天やアマゾンで検索すると、お部屋に馴染むようなカバーも売っていたりします。猫ちゃんがかじって感電してしまう危険を減らせますし、見た目もスッキリ。
◯誤飲防止のための収納
輪ゴムや紐、食品の袋など、猫が口に入りそうなものは出しっぱなし厳禁、即収納。猫ちゃんは紐で遊ぶのが大好きですが、紐は特に要注意アイテムで、猫ちゃんが誤飲した結果、便として排出されず、腸の中に留まってしまうと、最悪の場合に、開腹手術をすることになってしまいます。猫ちゃんの命に関わることですし、治療費も高額になってしまうので、猫ちゃんが開けることのできない戸棚や引き出しにしまって、事前に回避しましょう。
🐱 猫にとって快適な居場所づくり
猫にとってのお気に入りの場所を作ることは、ストレス軽減と多頭飼いの仲良し環境づくりにも◎。
◯ 窓辺の特等席
日向ぼっこができるように、窓際に猫ベッドを設置。外を眺めるのが大好きな2匹の「定位置」です。我が家では、ガラスにマグネットで付けられるベッドを設置したり、窓際にキャットタワーを置いたりして、高い場所から窓の外を眺められるスポットを複数作っています。外の景色を見て刺激を得るのは、猫ちゃんのウェルビーイングに繋がるらしいですよ。

◯ 隠れ家スペース
不安なときやひとりになりたいときに籠もれるスペースは大切です。我が家では、隠れ家スペースを用意するまもなく、クローゼットの奥が一番安全であると認識してしまい、何か怖いことがあった時は必ずそこに隠れています。とにかく怖いことが去るまでは、そこに籠っていれば安全と猫たち自身が思っているので、洋服が毛だらけになるので本当は別の場所に変えたいのですが…目を瞑っております。
🪑スタイリッシュでも悪くないインテリア選び
ペット対応したグッズや家具ってカラフルだったりキャラクターが書かれていたりとガチャガチャしたものが多いですが、ナチュラルカラーやウッド調の猫グッズを選べば、お家のインテリアとも馴染みやすいです。特に我が家のお気に入りは、
- LOWYAさんで買った猫棚
- ファブリック素材のキャットタワー&木目調のキャットタワー
- 楽天で購入した極太爪とぎポール
- Fumiで購入した、ペット対応生地を使用したソファ

どれもシンプルで優れたデザインとお部屋に馴染むナチュラルなカラーリングで、猫も飼い主も快適!特に爪研ぎは、猫ちゃんのお気に入りになれば、家具で爪研ぎをしなくなるのでおすすめですよ。我が家はペット対応の生地を使用したソファをわざわざ購入しましたが、極太爪とぎのおかげで、結局全然爪研ぎしません(笑)
🐾まとめ:猫も人も快適に暮らす部屋はつくれる
猫ちゃんとの生活では、毎日の掃除も大変ですが(特に換毛期)、空気清浄機&ルンバがあれば乗り切れます(笑)飼い主にとっても「くつろげる空間」があることはとても大事です。猫と人、双方にとっての快適さを諦めない、猫との暮らしもインテリアも、楽しむ気持ちを忘れないことがポイントです。
猫との暮らしを始めたばかりの頃は、「部屋がボロボロになるのでは…」と不安になるかも知れません。でも、少しずつ工夫していけば、猫も人も安心してくつろげる空間はきっと作れます。安全面を大切にしながら、暮らしの中に人の「好き」もミックスしたお部屋づくり。これから猫との生活を始める方の参考になれば嬉しいです!