【フロリダ・キャスト生活 16】フロリダで味わう“スローライフ”。騒音問題から学んだ暮らしの工夫と、ゲストとの心温まる交流

Life in Abroad

フロリダでの生活も1ヶ月が過ぎ、ようやく少しずつ毎日のリズムが整ってきたように思います。そんな中、今日は4日ぶりのお休み。忙しい日々の中での“お休み”は、何よりも嬉しいご褒美です。

ただ、昨夜は少し寝不足気味…。というのも、住んでいる寮の下の階で夜遅くまでにぎやかなパーティーが開かれていて、なかなか眠れませんでした。最近は連日のようにそうした音が気になる日が続いています。もちろん、静かに休みたいと思っている住人も多いため、何度かセキュリティに連絡して対応してもらいました。

こうした共同生活では、異なる文化背景や生活スタイルを持つ人たちと過ごすことになるため、「思いやり」や「配慮」の大切さを改めて実感します。お互いに気持ちよく過ごすためには、ルールだけでなく、日々の小さな気配りも欠かせませんね。

さて、今日は昼前までしっかり睡眠をとった後、TAX関連や保険の手続き書類を郵送するために、近くのウォルマートと郵便局へ。こうした事務手続きも海外生活の一部ですが、英語の表記や制度の違いに戸惑うことも多いので、早めの対応が大事だなと実感しています。

その後は、友人Kの引っ越し祝いも兼ねて、コモンズ近くにある「Outback Steakhouse」へランチに。このお店はアメリカらしいボリューム感ある料理が魅力で、今日はオニオンリングやアヒ・サーモンなど、久しぶりに魚料理も楽しめました。普段はなかなか魚が食べられない生活なので、貴重なひとときでした。デザートもいただいて、ついつい食べすぎてしまいましたが、美味しい時間はやっぱり幸せですね。

最近は少しずつ周辺のレストランを巡るのが楽しみのひとつになっています。ただ、そろそろ体重計には乗らないと…(笑)

…と、夜になるとまた少し下の階からにぎやかな声が聞こえ始めました。あまりに続くようであれば、きちんと対応してもらうよう、寮の管理側にも相談してみようと思います。こうした経験も含めて「異文化コミュニケーション」の一部かもしれませんね。


さて、ディズニーの勤務に話を戻すと、先週でイースター休暇の繁忙期がひと段落し、今週は少しゆったりとした時間が流れています。私たち新春組もこの1ヶ月でかなり仕事に慣れてきたと感じます。思い返すと、いきなりピークシーズンに突入したおかげで、一気にたくましくなったような気がします。

特に今日のような落ち着いた日は、お客様とのコミュニケーションにゆとりが生まれて、とても充実した時間を過ごせました。

たとえば、「招き猫」の由来をお話すると、お客様がとても興味深そうに聞いてくださり、扇子に名前を書いて見せると感動していただけたりと、日本文化を通じて心が通じる瞬間がたくさんありました。

特に印象的だったのは、ボストンから来ていたご家族。日本に住んでいる知人がいるそうで、近々ジャパニーズパーティーを開く予定とのこと。盆栽や日本の国旗など、たくさんのお土産を購入してくださり、何度も「Thank you!」と言ってくれました。最後に「Thank you, Sunny!」と名前を呼ばれたときは、ちょっと胸が熱くなりました。

こんな風に、短い会話でもゲストの心に残るような接客ができたと感じられる瞬間は、何よりもやりがいを感じます。


実は最近、ふとしたときに「今の仕事はスローライフかもしれないな」と思うことがあります。以前の日本での生活では、常に時間に追われるように働いていた私にとって、このディズニーでの仕事は“心を動かす”ことができる貴重な時間。ある先輩が「ここでの生活はロングバケーションと思えばいい」と言っていたのですが、今は本当にその言葉に励まされています。

明日は遅番なので、午前中はエプコットの散策をしてから出勤する予定です。働く場所を楽しむことができるのも、このプログラムの魅力ですね。

これからも丁寧に、小さな感動を重ねながら、フロリダでの毎日をしっかり味わっていこうと思います。

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