【注意喚起】ANAの世界一周特典航空券が2025年6月24日で終了へ!マイラーは要チェック

旅の足あと

2025年、旅好き・マイラーにとって衝撃的なニュースが飛び込んできました。それは ANA(全日本空輸)の「世界一周特典航空券」が発券終了するというものです。

私自身、世界一周旅行をした経験があるので、このニュースにはとても驚き、そして少し寂しい気持ちになりました。しかし、情報を詳しく確認すると、 マイレージを使った特典航空券」が終了するだけで、通常の有償の世界一周航空券の販売は継続されるとのこと。

SNSや旅行系ブログでも「世界一周航空券そのものがなくなる」と勘違いされている方を多く見かけたので、ここではその違いを分かりやすく整理してお伝えします。


世界一周航空券とは?

まず、「世界一周航空券」とは何かを簡単におさらいしましょう。

世界一周航空券とは、複数の航空会社が提携して販売する周遊型の航空券で、特定のルール(例:太平洋と大西洋の横断が必要、旅行期間の上限、都市数制限など)に基づいて、1回のチケットで世界を一周できるというもの。

ANAはスターアライアンスの一員として、この「世界一周航空券」を提供しています。


終了するのは「特典航空券としての世界一周」だけ

ここでポイントなのが、「終了するのはマイルを使用した世界一周特典航空券」であるという点です。

具体的には、

  • ANAの**マイレージプログラム「ANAマイレージクラブ」**を使って、(スターアライアンス加盟航空会社を利用し)マイルを特典航空券として交換することで、世界一周ルートを飛べるというサービスが 2025年6月23日発券分をもって終了します。

したがって、今後もお金を払って購入する通常の世界一周航空券(有償運賃)は引き続き利用可能です。


世界一周を夢見る人への影響

今回の変更により影響を受けるのは、特に マイルを貯めて世界一周を目指していた方々だと思います。実際、ANAのマイルは国内線や近距離国際線に比べて、世界一周などの長距離・複数都市旅行に使うことでお得度が最大化する傾向がありました。

特に有償運賃で購入すると非常に高額になる、ファーストクラス、ビジネスクラスをお得に利用できるということで、それを目指してマイレージを貯めていた方も沢山いたと思います。

マイルを使用して世界一周特典航空券を確保できるという安心感と、圧倒的なコスパの良さは、旅を愛するものにとっては憧れであり、マイルを貯め続けるモチベーションであったと言っても過言ではないと思います。

その意味で、今回のニュースはマイレージ旅行の時代の一つの転換期を感じさせます。


今後の選択肢と対策

では、これから世界一周を目指す方はどうすれば良いのでしょうか?

1. 有償の世界一周航空券を検討する

スターアライアンス、ワンワールド、スカイチームなどのアライアンスでは、今も世界一周航空券の購入が可能です。提携会社を組み合わせてルートを設計でき、予約変更もしやすい点が魅力。

私自身は有償の世界一周航空券を購入して、スターアライアンス加盟の航空会社を組み合わせてアジア〜中東〜欧州〜北米を回るルートを体験しました。有償であっても、料金が通年で変わらないことから、繁忙期などの料金変動に煩わされることなく、安心感を持って利用することができるのがメリットだと感じました。

2. 片道特典航空券利用に切り替える

引き続き、マイルを使用しての旅行を目指す場合、完全な「世界一周」とはいかなくても、複数の都市を特典航空券でつなげる旅は引き続き可能です。これまでほどお得に世界一周をできる訳ではないですが、渡航回数や逆回りできない等の縛りもないので、ある意味自由度は増えることになります。ANAや提携航空会社の通常特典航空券をうまく組み合わせて、中長期旅行を楽しむスタイルが現実的です。

3. 他社マイレージ制度を活用する

JAL(ワンワールド)など、ANA以外のマイレージ制度では、現時点で世界一周特典航空券が利用可能な場合があります。ルールや必要マイル数に注意しつつ、他社制度への乗り換えも視野に。


まとめ|世界一周は終わらない、形を変えて続いていく

今回の「ANA 世界一周特典航空券の終了」は確かに残念なニュースですが、マイルを活用しての世界一周を目指していた方は、2025年6月23日までとりあえず世界一周特典航空券を発券し、有効期限である1年以内に使用するのがベストです。

世界を旅する手段がすべて閉ざされたわけではありません。ルールや選択肢は変わっても、旅の楽しさや自由さはこれからも続いていきます。こうした変更点も正しく理解し、アップデートして旅を続けて良いきましょう!

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