🌏世界一周旅ログ 11日目〜14日目:エジプト前編✈️

旅の足あと

Day 1:さよならトルコ、こんにちはエジプト

イスタンブールで滞在していたオズマンハンホテルを出発し、空港まではホテル専用のシャトル(5ユーロ)で移動。ホテルの方が用意してくれたサンドイッチを片手に、空港で最後のチャイタイムを楽しみました。目玉モチーフ(お守り的な意味があるそうです)のブレスレットをお土産に手にして、名残惜しさを胸にトルコとお別れ。

イスタンブールからカイロへのフライトはまさかの1時間遅延。でも遅れたのに到着はほぼ予定通りで、慌ただしく提供された機内食に急かされつつ、超特急で食べる(笑)そうこうしているうちにあっという間にカイロ国際空港へ到着。エジプトの空気はどこか熱く、そしてエネルギッシュ!異国感が半端ないです。

到着ロビーで待ち合わせのガイドさんを探していると、あやしいサングラス姿の男性が近づいてきて一瞬ドキッとしましたが…この方が日本語ガイドのMohamedさん、通称MIDO氏!ここから先のエジプト旅を全日程サポートしてくれる頼れる存在です。

到着の挨拶もそこそこに、さっそく初日から観光スタート。まずはイスラム建築の傑作「モハメド・アリ・モスク」へ。女性の肌の露出を避けるため、私も白布を借りて全身を覆うことに。見た目はまるでゲームの中の白魔導士(笑)。

その後向かったのは、夢にまで見た「エジプト考古学博物館」。どこもかしこもハムナプトラの世界!小さい頃から「世界不思議発見」が好きで、エジプト回は食い入るようにみていたので、憧れのエジプトに来たんだ。という実感がじわじわ湧いてきます。

日本では一点だけでも展覧会が実施できそうな貴重な展示物が、まるで倉庫みたいに無造作にゴロゴロ並ぶ様子は、ある意味エジプトらしさを感じました。そして、ついに──あの“ツタンカーメン”の黄金マスクとご対面!視線が合うようで合わない、不思議な存在感に圧倒されました。

ちょっとお高かったけど、追加料金でミイラ室にも入り、ラムセス2世のミイラを目にしたときは、歴史の重みを肌で感じました。ラムセス2世ってすごく長身だったんですね!博物館の中は、全面的に撮影禁止だったので、お土産に収蔵品の目録的な本を購入しました。

本当は丸一日でも博物館を見ていられそうだったけど、閉館時間も近づき、3時間ほどで強制退出。(もっとゆっくり見たかったー)夜は寝台列車に乗り込み、いざアスワンへ。明日は死ぬまでに一度は行ってみたかったアブシンベル神殿、ドキドキ、ワクワクです!

B寝台相当の個室には洗面台付きで、夕食と朝食も提供される快適仕様。ガタゴト揺られながら約12時間、翌朝には南部アスワンに到着しました。ちなみに、音と振動で全然眠れませんでした(汗)


Day 2:ナイルクルーズ&アブシンベル神殿へ

アスワン到着後はそのままナイル川クルーズ船にチェックイン!なんと5つ星デラックス。MIDOさんと現地のスタッフのおかげで、快適なセレブ気分を味わえる客室に案内されました。船旅でエジプトを旅行するなんて、なんか冒険感が溢れてて良いです。

荷物を置いて、早速出発したのは、エジプトでも屈指の見どころ「アブシンベル神殿」。テロ対策のため、警備付きでの移動となります。砂漠の中の道を3時間のひたすら走るので、機関銃を持った警備員が途中で爆睡してしまったのにはちょっと笑っちゃいましたが、今襲われたら終わりだなというヒヤヒヤも…

無事に到着したアブシンベル神殿は、ラムセス2世の巨大な石像が並ぶ圧巻の光景。中に入れば壁一面のレリーフが美しく保存されていて、そのスケールと芸術性にただただ感動。隣には最愛の王妃ネフェルタリのために建てられた小神殿もあり、来世でも王妃と一緒にいたかったんだろうなとファラオの王妃への愛も感じました。

元々はダムの建設によって水没してしまう予定だったこの遺跡は、世界遺産条約の原点となるプロジェクトとして現在の場所に移されました。もしそのプロジェクトがなければ私達はこの遺跡を見ることはできなかったわけで、古代のロマンを感じつつ、同時に類稀なる遺跡と歴史を繋ごうとした現代の人々の情熱を感じられる場所でもありました。


それにしても、優雅な船旅なのは良いのですが、観光以外は基本的に船の上でのんびりしてるだけなので、朝ごはんを食べたと思ったらまたすぐに昼食になるので、とにかく食べてばっかり(笑)おまけにアフタヌーンティーなどのおやつタイムもあるので、めちゃくちゃ太るんですけどーー!嬉しい悲鳴です。

Day 3:エドフ神殿とセレブな午後

朝5時45分起床でエドフ神殿へ。まだ薄暗い中、馬車で移動し開門を待つ私たち。早く並んだはずが、横入りされて団子状態で入場することに。大勢の観光客にドドドド〜っと押されて入場し、段差につまづいて転びそうになったけど、MIDOさんがナイスキャッチで助けてくれました(笑)

ホルス神を祀るエドフ神殿は保存状態が非常に良く、細かなレリーフや構造に見惚れるばかり。神殿内の雰囲気と神聖さに包まれながら、じっくりと見学できました。

その後はナイル川をのんびりクルーズ。私たちには少し肌寒かったけど、海外の方々はデッキに出てプールを楽しんでいました。実は午後のティータイムを期待してデッキでスタンバイしていたのですが、急遽提供の場所が変更になったようで、わちゃわちゃしました(笑)。出遅れたけどもティータイムを堪能。

夕方には「コム・オンボ神殿」へ寄港し、見事なレリーフ群を堪能。本当に贅沢なことなんですが、遺跡って…沢山みてると段々とどれも同じに見えてきて有り難みが薄れてきてしまうのよね…1〜2日でブワーッと沢山見るのではなく、1年に1箇所とに分けて、この感動をもっと濃く、何度も感じたかったです。

夜はガラベイヤパーティー(ワンピース的な伝統衣装を着て踊ったりする)も開催されましたが、翌朝も早くから予定が詰まっていため、我々はパスしました。


Day 4:神々の都・ルクソールを巡る

この日は朝9時からルクソール観光へ出発!

  • 王家の谷
  • ハトシェプスト女王の葬祭殿
  • メムノンの巨像
  • カルナック神殿
  • ルクソール神殿

という超濃密スケジュール。迫力ある遺跡群に圧倒されながらも、ミステリーハンターになったつもりで沢山写真を撮ったり、歴史と神話の世界にどっぷりと浸かる贅沢な1日でした。

観光後はクルーズ船に戻ってしばし休憩。ありがたいことに、MIDOさんの計らいでシャワーを浴びることができ、さっぱりした気持ちで帰りの夜行列車に乗り込むことができました。帰りは行きよりもよく眠れて、体力もしっかり回復。向かう先は、エジプト観光の目玉、ピラミッド!


エジプト旅ー前編のまとめ:MIDO氏とともに

この旅のハイライトのひとつは、間違いなくガイドのMIDO氏の存在。明るいキャラでいつも私たちを楽しませてくれて、的確な采配と親切なサポートで、トラブルを避けながら安心してエジプト観光を楽しむことができました。

エジプトの様に少し治安面も気になる観光地では、どんなガイドさんに案内してもらうのかで、かなり旅の印象は変わってくると思います。MIDO氏無しでは、エジプト旅がこんなに思い出深くなることはなかったでしょう。MIDO氏に出会えたこと、本当にラッキーだったと思います。残りのカイロ観光もお楽しみに。後半に続きます!

タイトルとURLをコピーしました