猫と一緒に暮らすって、思っていた以上に心がほっこりする毎日ですよね。
わたしが猫たちとの暮らしを始めたのは約6年前。実家では元々多頭飼いだったのですが、夫婦としてははじめての多頭飼いだった事もあり、最初は「何を準備したらいいんだろう?」「喧嘩したらどうしよう…」と不安だらけ。でも実際に暮らしてみて、整えてよかった!助けてもらった!と思うアイテムがたくさんあります。
今回は、そんな初めての多頭飼い生活を始めるために準備した項目10選と、実際に使ってみたリアルな感想をまとめました。
我が家の猫たちを紹介した投稿はこちら「我が家の猫たちのご紹介」
準備して良かったもの10選
- キャットフード:一番大事な部分かもしれません。最初にボランティアさんから譲り受けた時に、基本的に何を与えてもいいけど、できればプレミアムフードをあげてほしいと言われました。最初はピュリナとかロイヤルカナンを与えていたのですが、あまり食いつきが良くなく、色々調べた結果、グレインフリーで、室内飼いで運動不足になりがちな猫ちゃんにおすすめのフードに辿り着きました。それがSelect balanceです!うちはチキンのスリムを愛用していています。ちなみにウェットは、LDKの猫特集で最高評価になっていた黒缶のパウチをあげています。グレインフリーでありながらコスパも良いので、ずっとお世話になっています。
- 食器:食器はすべて猫壱さんのものを使用しています。猫壱さんの食器は猫工学に基づいて脚が高くなっていて、猫ちゃんが深くかがまなくてもご飯が食べられる設計になっています。食べる時の姿勢は吐き戻しの原因にもなるので、猫壱さんの食器はとても猫ちゃんに優しい設計です。我が家ではお水の容器も猫壱さんです。
- ベッド:これは猫ちゃんの好みに結構左右されるかもしれません。モチモチの生地が好みな子もいれば、コットン的なサラッとした生地が好みの子もいると思います。うちの場合は毛足の長い素材は好きではないようで、ネットでコットン系のベッドを購入しましたが、ニトリさんやホームセンターでも色々な種類が販売されているので、最初は試しに一つ購入してみて、猫ちゃんの好みを確認すると良いと思います。
- 猫トイレ:アイリスオーヤマさんの上から猫トイレを使用しています。猫ちゃんが穴の中に入って用をたすタイプで、出た時に中の砂が飛び散りにくいのが特徴です。(多少は飛び散りますが)うちの猫ちゃんはビビリな子がいるので、用を足しているところを直接見られないことで、安心してトイレをすることができるみたいです。ちなみにトイレは飼っている頭数の1.5倍を設置すると良いそうです。(2頭であればトイレ3つ)
- 爪研ぎ:色々試しまして、本能的にどれもザクザクやるのですが、一番のお気に入りはやはり猫壱さんのバリバリベッドです。こちらは両面使えてコスパが良いのと、形状がソファのようになっているので、ベッド代わりに乗っかってリラックスしていることが多いです。別の形状のバリバリボウルもおすすめで、バリバリし終わるとそのまま寝ていることも。色々な形状があるので、色々試しながら猫ちゃんのお気に入りを探るのもよしです。
- キャットタワー:我が家は2匹とも男の子でパワフルなので、上下運動が大好きです。最初はアイリスオーヤマさんのキャットタワーを使用していたのですが、成長するにつれて運動量が増し、既存のキャットタワーでは彼らのパワーや勢いに耐えきれず、こちらのキャットタワースタジアム ファブリックタイプに買い替えました。結構場大きいですし、存在感もあるのでお家によってはちょっと好みが分かれるかもしれないのですが、愛猫の運動不足の解消を願う飼い主さんにはおすすめです。
- ケージ:我が家ではいきなり譲渡とはならずに、一応1ヶ月ほどのトライアルがありました。アビ助が怖がりだったこともあり、最初はケージをお借りしていたのですが、1-2日ほど自由に家の中を行き来しだしたので、買う必要はありませんでした。ただ、諸事情でケージがあると良い子もいると思うので、そんな時はアイリスオーヤマさんのケージが良さそうです。
- おもちゃ:おもちゃは完全に消耗品なので、できるだけお安くて猫たちの食いつきの良いものを買うようにしています。色々工夫されたおもちゃがたくさんありますが、我が家はダイソーさんのおもちゃとペティオ(Petio) ぷろぺらじゃらし ナチュラルフェザー ペティオがお気に入りです。
- キャリーバッグ:譲渡されたあとは予防接種をしたりと動物病院に行くことになるので、キャリーバックは早い段階で必要です。我が家は最初、猫壱さんのポータブルキャリーを購入したのですが、折り畳めてスペースを取らないという利点が裏目に出てしまい、やや強度が足りませんでした。特に男の子は体も大きくなりがちなので4-5キロくらいある子はちょっと心許ない感じになります。万が一、移動途中に破けてしまっては大変なので、もう少し強度のあるものをおすすめします。我が家はバックパック型のキャリーを追加購入しました。
- 猫用ブラシ:ブラシは色々な種類があって、どれを使用しても良いと思うのですが、換毛機に大活躍しているのがファーミネーターです。一見カミソリの様な見た目で使用するのを躊躇いますが、とても良い具合にアンダーコートのお手入れができます。実は猫の体温調節を担っているのは、アンダーコートだそうで、ファーミネーターを使用することで不用なアンダーコートをスムーズに除去することができます。これを使用してから2匹とも換毛期でも毛玉を吐くことが殆どなくなりました。
多頭飼いで注意すること
2匹の猫と暮らしてみて、まず最初に驚いたのは性格の違いでした。
1匹は怖がりで警戒心強め、もう1匹は天真爛漫で好奇心旺盛。同じ空間にいるのに、行動パターンも反応も全く違っていて、まるで「猫版ルームシェア」を見ているようでした。
多頭飼い初心者の私が意識したのは、お互いのパーソナルスペースをきちんと確保すること。
- トイレは2つ以上用意する
- ごはんの場所は少し離れて設置
- それぞれが安心して過ごせる「お気に入りの場所/隠れ家」を作る
のこの3つを意識してからは、それぞれが自分の生活リズムを掴んで、程よい距離感を保ちながら穏やかに生活してくれる様になりました。もちろん時々ケンカもしますが、追いかけっこをして遊んだり、兄弟のように寄り添って寝ていたり、お互いに支え合って生活しているようです。
【まとめ】猫との暮らしは、毎日が小さな幸せの連続
猫との暮らしを始めてから、日々の何気ない風景がすべて愛おしく感じられるようになりました。ふと目が合ったときに目を細めて返事をしてくれたり、何かが不満で走り回っていると思っていたら、次の瞬間にはスヤスヤと眠っていたり…。そんな「なにげない一瞬」が、いつも心をふわっと満たしてくれるのです。
多頭飼いとなると、「ケンカしないかな?」「ちゃんと仲良くなれるかな?」と心配になることも多いかもしれません。それでも思うのは、「完璧じゃなくていい」人も猫も少しずつお互いのペースを知って、猫と一緒に「家族になってゆく過程」が、とてもかけがえのない時間だなと感じています。
猫のペースを尊重するやさしさ、それさえあれば、きっと少しずつ「お互いにとってのより良い暮らし」が形になっていくはずです。あなたと猫ちゃんの新しい暮らしが、たくさんの幸せと癒しに包まれますように。 そして、これからも「Tabby Trails」で、そんな日々をシェアしていけたら嬉しいです。