時系列が前後して申し訳ないのですが、本日のトピックはわたしが留学を決意して、どの国で英語を学ぶか?を決断した時のお話です。歳で言うとわたしが22歳の時でした。
英語を話せるようになりたいという夢
人生初めての海外旅行で英語にふれ、その後も海外旅行を重ねて、異なる言語で海外の方とコミュニケーションする楽しさに取り憑かれたわたしは、英会話学校(イーオン)に通い始めて、漠然といつか留学に行きたいなと考えるようになりました。海外に行って、現地の語学学校に行って、生活しているうちに英語も覚えられて、最高じゃない?とそんなプチアメリカンドリームを見ていたんです。
それまでの人生で特技と言えるようなこともなく、頭も決して良くはなかった平凡なわたしでも、もし英語が話せたら世界が広がるのではないか、それこそ人生が変わるんじゃないか?そんな淡い希望を持っていたのだと思います。今だったら「そんな考えだけで海外に行くなんてコスパ悪い」とか、「ネットで勉強すればいいのに」って言われそうですが、当時はまだスマホもなく、勿論Youtubeなんて代物もなく、英語を勉強するなら本を買って独学で勉強するか、英会話学校に通う。と言うのがスタンダードでした。あと当時は景気も何だかんだ良くて、周りの人も頻繁に海外旅行に行ったり、留学したりしていて、海外に行くことのハードル自体が世間的にも低かったように思います。
当時を振り返ると、英語を習得した後、その英語力を使って何をしたいのか?何をするのか?そんなことは全く考えていませんでした。今となってはかなり行き当たりばったりな発想ですが、当時は英語を一つのツールとして習得するって考えはできておらず、英語を話せることが一種の魔法みたいな、英語を話せるようになることがゴール。そんな感覚で留学を決めていた気がします。
留学に行くことは決めた、ではどの国に行く?
留学に行くこと自体は決意していたものの、いざどこに行くか?となると結構悩みどころが満載でした。イギリス、カナダ、ニュージーランド、様々な候補の国がある中で、物価が高いとか、治安が悪いとか、条件はあまり良くない筈なのに、やっぱりアメリカに行きたかったんです。以前のブログで人生初の海外旅行でロサンゼルスに行った時のお話を書きまして、そちらをご覧くださった方であれば共感していただけると思うのですが、とにかくアメリカに行くことが憧れだったんですよね。何もかものスケールが大きいあの国で英語を学びたい!と言う気持ちにが心の奥に焼きついちゃったのだろうと思います。今になって思えば、カナダとか、オーストラリアであればもっと生活費や学費をセーブできただろうと思いますが、行く国は自然とアメリカに決まっていきました。
では次はどこの都市で暮らすか?です。
都市の選定については、当時通っていた英会話学校のカウンセラーさんに相談したり、自身で留学系の雑誌を読み漁って情報収集をしました。アメリカ西海岸は気候的には温暖で住みやすい、ただ日本人も多く、そもそも車社会なので、自分自身の行動範囲がかなり狭まります。そしてどこかイケイケなイメージのある西海岸が英語を勉強する環境に適しているか?と自問するとベストの選択ではないように思い、却下。
対して東海岸は、ニューヨークやボストンなどの大都市があり、地下鉄などの交通の便も発達していて、車がなくても生活ができる。そして距離的に西海岸よりも遠いこともあって日本人が少ない(当時は)と言う情報でした。うーん、ニューヨークか、、、と思っていた時に、カウンセラーさんからボストンなんてどう?と言われたんです。ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学がある学園都市で、勉強するにはとってもいい環境だよ。と言われて、「それだ!!」と雷に打たれたような感覚がありました。わたし自身がハーバード大学に行く訳でもないのに、どこかその街の空気を吸えば、わたしも勉強ができるような気がしちゃったんですよね(笑)そんなこんなで、わたしの留学先は、マサチューセッツ州のボストンに決まったのでした。
行くか行かないかで迷うなら行くべき
人は「やって後悔するよりも、しなかった事を後悔する」と言う記事を目にしました。
やりたいと思ったことを誰もがなんでも実現できる訳ではないし、個々のおかれた環境によって選択の余地すらない。と言う場合もあるでしょう。でも、もしあなたが今、留学に行く?行かない?もしくは海外での挑戦をするか?しないか?という選択で迷っているなら、行くべきだとわたしは思います。
留学当時、わたしはそれまで貯金していたお金を全て使ってしまい、足りない分は親からを借金しました。当時でも結構な金額だったと思いますが、今でも自分の決断は間違っていなかったと思っています。あの留学から自分の人生は確かに変わって、帰国してからはずっと英語を使った仕事をすることができています。あの時の決断がなければ、今の自分は英語とは無縁の、全く別の人生を歩んでいたと思います。
いつか自分の人生がクロージングを迎える時に、やっぱりあの時にこれをやっておけばよかった、、と後悔することがないように、今一歩進んでみると、未来は少し変わるかもしれません。この投稿が誰かの勇気になっていますように!