いよいよエジプトとお別れの朝。迎えに来てくれたのは、最後まで優しく頼れるドライバーのファルーカさん。空港ではチェックインから出国審査まで丁寧にサポートしてくれ、少し名残惜しい気持ちを抱えながらのお別れとなりました。
そして、エジプト航空にて次なる目的地・デンマークのコペンハーゲンへ。ついにヨーロッパ大陸に上陸です!
到着後、空港から市内中心部まで電車でわずか13分というアクセスの良さにびっくり。時刻はすでに午後3時を過ぎていましたが、ホテルへのチェックインもスムーズで、ひとまず荷物を置いてから市内散策に繰り出しました。



まず足を運んだのは、コペンハーゲン最大のショッピングストリート「ストロイエ」。ウィンドウに並ぶデンマーク雑貨や北欧ファッションの洗練された雰囲気に思わず見とれてしまいます(でも、物価の高さにはちょっとビビり気味…!)。続いて王室の住居「アマリエンボー宮殿」へ。外から眺めるだけでも、その威厳と格式は十分に伝わってきます。



絵本のようなカラフルな街並みが広がる「ニューハウン地区」では、運河沿いに並ぶ建物を背景に、たくさんの観光客がカフェや写真撮影を楽しんでいました。写真で何度も見た景色に実際に立てるって、やっぱり嬉しい。



夕食は、ホテルに付いていたビュッフェを利用。野菜も魚もデザートもバランスよく並んでいて、旅の合間にしっかり栄養をチャージできるのはありがたいポイント。食後には、可愛いパッケージが並ぶ北欧スーパー「イヤマ(Irma)」にも立ち寄って、小さなお土産とおやつを物色。スーパーって、その国の“日常”が垣間見られて本当に楽しい場所です。



翌朝は、ホテルのフロントで出会ったお兄さんのおすすめルートで街歩きスタート。コペンハーゲン名物「人魚姫の像」を見に行き、海沿いにある古い海軍士官の家、公園、アマリエンボー宮殿では衛兵交代式を見学。きびきびと動く兵士たちに、周囲の観光客たちもシャッターを切る手が止まりませんでした。



街全体が、シンプルで清潔感があって、だけどどこか遊び心も感じさせる──そんな北欧らしい魅力に溢れています。ノアポート駅周辺の新しい開発エリアも、デザイン性が高く、街を歩いているだけでなんだか背筋がシャキッと伸びるような気がしました。
ランチは、テイクアウトの「チャイニーズボックス」を広場で。異国の地で食べる中華って、どうしてこんなにホッとするんでしょう。
午後3時過ぎ。旅はまた次のステージへ。
この日の夕方からは、コペンハーゲン港から出発するクルーズに乗船するため、ホテルに預けていた荷物をピックアップして、DFDSの無料シャトルバス乗り場へ向かいます。



バスは激混みでしたが、無事にチェックイン完了。クルーズ船内はとても綺麗で快適!揺れも少なく、まるで海の上のホテルのよう。デッキに出て潮風を感じたり、カフェでネットを楽しんだり、旅の余韻に浸るゆったりとした時間が流れます。



飛行機で空を越え、寝台列車で大地を駆け、ナイル川を船で下り、そして今はバルト海の上を進む──「旅」という言葉の持つ多様なカタチを、五感で感じているような、そんな贅沢な移動体験でした。
ちなみに、デンマークには最終日にもう一度立ち寄る予定があるので、お土産は控えめに。次に戻ってくるときには、もう少しゆっくりとした時間を過ごしたいな、と思いながらクルーズ船は北の海へと滑り出していきました。