私が住んでいるエリアでは電車で30分もいくと登山に適した山が多数あり、中には初心者にもおすすめな低山がいくつかあります。かくいう私もまだまだ登山初心者なので、今回は初心者でも安心して登れる低山をご紹介します。
日和田山(ひわださん)へ日帰り登山
日和田山へのルート(物見山からの縦走)は西武池袋線の武蔵横手駅からスタートします。
こちらのコースを参考にしました。
駅前の案内板を見つつ、登山口を見つけて登山開始。
最初は舗装された道が続きます。傾斜もキツくないので、川のせせらぎを聞きながら木々の間をのんびりと歩くことができます。しばらく進むと最初の立ち寄りスポット「五常の滝」があり、拝観料は200円掛かりますが、涼やかな滝の音を聞きながら構内を散策することができます。ちなみに五常滝には孔子がといた「五常の教え」にちなんで孔子の弟子たちの廟が祀られています。



五常の滝を過ぎた後は最初の登頂ポイントである物見山を目指して登山を続けます。物見山の標高は375mで標高的にはとても低く感じますが、それなりにアップダウンもあるので、靴などはきちんとした登山用の装備でトライすることをおすすめします。
私たちは休憩を取りつつゆっくりと登りましたが、開始からトータル2時間くらいで登頂することができました。頂上ではお湯を沸かしてカップラーメンを食べているグループもいて、いい匂いが漂っていました。匂いに釣られてめちゃくちゃお腹が空きましたが、お昼は下山後に食べることにしていたのでグッと我慢。日和田山の山頂でコーヒー休憩をすべく、早々に縦走を開始しました。
物見山から日和田山への縦走
物見山から日和田山へは30分ほどの道のりです。ゆるめのアップダウンを繰り返しながら縦走していきます。これまでに登ってきた山の中では割と平坦な道が多く、とても歩きやすいイメージです。トレッキンングポールなしでどんどん登っている方もたくさんおられますが、40代半ばになると色々体のことに自信がなくなってくるので、万全を期すためにもトレッキングポールを用意することをおすすめします。特に下山時は膝に負荷がかかるので、ポールを使用することで体への負荷をかなり軽減することができると思います。
日和田山の山頂近辺は中々の傾斜で、気の根っこの周りを慎重に登っていきます。ここでもトレッキングポールが大活躍。10分ほど頑張ると山頂に到着。山頂では気持ちのいい風を受けながら市街地を見下ろすことができます。標高は305mですが、それよりも全然高く感じます。この日は天気もよく、気温も20度以上ありましたが、やはり山頂ではフリースやウィンドブレーカーなどがあった方がいいなと思いました。



山頂で軽くコーヒーブレイクをして、遅めのお昼ご飯を食べるために下山です。帰り道は激しめの男坂と比較的なだらかな女坂がありましたが、迷うことなく女坂を選択!多少回り道してでも傾斜が緩い方がありがたい!1時間ほどかけてゆっくり下山しました。
登山後のお楽しみ、隠れ家的スパイスカレー
今回の登山のご褒美は山頂でのご飯ではなく、高麗駅近くにあるスパイスカレーを食べることでした。夫がYouTubeを見て「こんなカレー屋さんがあるよ!」と教えてくれた時から気になっていて、ようやく訪問することができました。そのカレー屋さんは「インドカレー・チャイ むささび亭」さん。



アメリカのスクールバスの中にお店があります。なんともユニーク!外にもテラスがあってお天気の良い日は外で食べても気持ちが良さそうです。店内に空きがあったこともあり、わたし達は店内へ。メニューはチキンカレーの一種類で、ご飯の量や辛さを選ぶことができます。わたしは中辛のドリンクセットでアイスチャイをオーダーしました。店員さんがとっても丁寧に対応してくださって、カレーへの期待も高まります。
店内にはゆったりしたジャズのような音楽がかかっていて、カレーを待つ間も、非日常なゆったり空間を堪能できます。のんびり過ごしているとお待ちかねのカレーがやってきました!肝心のお味は、、、スパイスが効いていてとーっても美味しい!!!手羽元もホロホロで、フォークで少し触れるだけで身が剥がれるほど。サラダ付きなのも嬉しいです。これほどお肉が柔らかいということは、かなりの時間をかけて煮込んでいると思われ、手間暇かけて作られている事がよく伝わってきます。
登山後の空腹もあいまって、ペロリと食べてしまいました。セットのチャイもすごく美味しかったです、ごちそうさまでした!また日和田山に登山に来た際は絶対に立ち寄りたいと思いました。お近くにお立ち寄りの際はぜひ「むささび亭」さんのカレーを食べてみてください。
登山レポのはずが食レポに
最後は食レポになってしまいましたが、登山に話を戻すと、日和田山は低山ながらも物見山から縦走ができ、しっかりと登山を堪能することができるおすすめの低山です。標高は300m台ながらも実際に登ってみると程よい疲労もあり、初心者でも気軽に登山できると思います。ただ、気軽に登山できるとはいえ、途中で岩場を登ったり、木の根を登る箇所もあるので、普段はいているスニーカーではなく、登山やトレッキング用の靴で行くことをおすすめします。登山はしてみたいけど、ヘビーなのはちょっと…という方には丁度よい感じだと思うので、是非行ってみてください。それでは、また別の登山レポでお会いしましょう!