初めての海外で体験した、本場アメリカのディズニー。 その圧倒的な世界観と魔法に魅了されたあの日から、「いつか自分もこの夢の場所で働いてみたい!」という想いがずっと心の中にありました。
この記事では、そんな私が実際にアメリカ・フロリダのウォルト・ディズニー・ワールドでキャストとして働く夢を叶えるまでの過程を綴ります。
海外ディズニーで働くための準備や応募方法、現地での仕事内容、リアルな体験談。など、これから海外ディズニーを目指す方に役立つ情報をぎゅっと詰め込みます。
濃厚な体験なので、「海外ディズニーキャスト体験談」としてシリーズでお伝えできればと思っています。本場ディズニーで働くことに興味がある方、海外インターンに挑戦してみたい方は、ぜひ最後までお楽しみください!
ディズニーで働くきっかけになったお話はこちら
アメリカ・ディズニーワールドで働く方法
ディズニーワールドで働く方法はいくつかありますが、アメリカの大学に通っている人が対象だったりと対象者が限られる中、私はディズニーインターナショナルプログラムに参加しました。
- ディズニーカレッジプログラム
- ディズニーインターンシップ
- ディズニーインターナショナルプログラム
日本のインターナショナルプログラムはカルチュラル・リプレゼンタティブ・プログラム(通称CRプログラム)と呼ばれていて、日本のデパートで有名な三越さんが運営されています。私たちが実際に勤務するのもエプコット内(※1)の三越(レストラン/物販)になります。
そこでショップ内の商品販売や、レストランのサーバー、はたまた鉄板焼きのシェフなど、様々な職種で勤務することになります。実際にどんな職種があるかは、三越さんのサイトに詳しい説明あり、経験者の方のインタビューもあるので、そちらをご覧になると、より現地で働くことのイメージが湧くと思います。実はわたしも卒業生としてインタビューを受けさせていただきまして、サイトのどこかに隠れております。
(※1)エプコットとは:エプコット(EPCOT)は、フロリダのウォルト・ディズニー・ワールドのある4つのテーマパークのひとつで、未来技術や異文化体験を楽しめるユニークなパークです。近未来の都市や世界11カ国のパビリオンが並ぶ「ワールドショーケース」が特徴です。
選考の流れ
わたしが参加した当時の情報になるので、今後の選考時には異なる場合がありますが、まずは履歴書とエッセイの提出がありました。(恐らく現在はオンラインでの申し込み)エッセイのお題は「だから私を選んでください!」という感じで、簡単にいうと自己アピールですよね。自分自身がこのプログラムにどう貢献できるか、他の人ではなく、私を選んでくれればこんなことができます!という内容を書く必要がありました。今でもそのエッセイのコピーをとってありますが、熱血すぎて恥ずかしくなります(笑)でもそのくらいの情熱があったから、選考を通過することができたのかもしれません。
最初の選考に通ると、日本語の2次面接に呼ばれ、それを通過すると、英語の筆記試験およびディズニー社との英語の面接がありました。日本語の面接は志望動機や自己アピール、この経験を元に将来どうなりたいかなど、どんな仕事をするにしてもよく聞かれる質問を聞かれたので、この辺は一般常識として対策するで全然OKです。でも、そもそも日本語の面接もドキドキしてしまうという方は、とにかく想定される質問に対しての自分の答えをあらかじめ用意して、でも自分の言葉で話せるようにしてみてください。
問題は英語の面接です。ディズニーの面接官は非常にフレンドリーで優しいので、話す言葉に詰まってもしっかり聞いてくれます。ただ、自分がどんな思いでこのプログラムに参加したいか。参加した後はどんなキャリアプランを描いているか(仮に描けていなくてもイメージで)をしっかりと自分の言葉でイキイキと語ると好印象だと思います。
わたしはこのプログラムに参加する前に日本のディズニーパークでも働いていたので、ディズニー側の面接官が何を見ているのかが何となく分かりました。日本のディズニーでもそのように聞いたのですが、面接官は「この人と一緒に働きたいか」を軸に見ているそうです。
例えば、英語が非常に流暢でも笑顔がなく、どこかぶっきらぼうな感じがする人と、英語は日常会話をゆっくり話せるレベルでも、笑顔を絶やさず、人の目を見て、相手に興味を持ってお話ができる人だったら、どちらと一緒に働きたいでしょうか?自分がゲストとしてパークに遊びにいった時に、どちらに対応してもらいたいですか?多分、後者ですよね。
こんな時、どんなに前者の英語力が高くても、恐らく後者の人が採用されると思います。CRプログラムに参加したいと思っていて、既に二時面接をクリアしている人はきっと感じの良い方揃いだと思うので、その方たちに埋もれないように、普段の自分の2割増しのフレンドリーオーラを出してお話をしましょう。
プログラム参加には英語力は必要か?
よく聞かれるのが、どのくらいの英語力が必要か?です。HPには必要な語学力として「英語で接客販売/日本文化の紹介/日常会話ができる方」とあります。私が応募した際もTOEICの点数などは特に指定がありませんでしたが、やはり話せるに越したことはない。という感じでしょうか(ぼんやりですみません)ただ、指定はなくとも選考の過程で、ディズニー社との英語の面接があるので、必然的に英語力はチェックされることになります。おそらくTOEICで行くと740点レベルの会話力は必要なのではと思います。
わたしが参加した代ではネイティブレベルの帰国子女の子がいたり、大学時代に交換留学でアメリカに住んでいたなど、英語が流暢な子が数名いましたが、基本的には私と同じような英語力(当時740点位)の子が多かったと思います。一方、英語は苦手だけどディズニー大好きで、日本の文化を世界の人に知ってもらいたい!というパッションで頑張っていた子もいたので、そういったマインドの部分も大切なのかもしれません。応募条件についても公式のサイトに詳しく載っていますので、そちらを熟読すると、もっとイメージが湧いてくるのではないでしょうか。
加えて、英語力のチェックではペーパーテストもあります。こちらはTOEICなどの本格的な試験に比べると易しいものでしたが、それでも英語の基本的な文法やイディオムのことは問われた記憶です。こちらの対策としてはTOEIC500点取れる位の英語力があれば、パスできると思います。
続きは次回!
選考のプロセスだけでも語るほどの経験がありましたが、次回は現地でのリアルな生活や、実際にどんな仕事をしていたのか、寮での暮らしや休日の過ごし方についても紹介したいと思います。
この投稿が、将来ディズニーCRプログラム(CP)を目指す方や、海外で働くことに興味がある方の参考になれば嬉しいです。 それでは、また次回の投稿でお会いしましょう!